metanoiaxの日記

クリスチャンの立場からクリスチャンへの疑問や、やるせなさを綴っています

イエス様の「黙っているな」(コメント8)

聖書のヨハネ福音書の中に書かれているイエス様の
「黙っているな」の箇所は私の胸を切なく打つ。
そして、時にこの「黙っているな」は私を励まし、又、時に私を突き刺す。


ベトザタの池のほとりで、長く病を患い苦しんでいるにもかかわらず、誰も水が動く時に池に入れてくれる人がいませんと落胆する男性に対して、
「もう黙っていてはいけないよ(もう罪を犯してはいけない)」と・・・・
黙っていれば、もっと苦しくなるかも知れないから・・・と


又、
姦淫で捕らえ石打ちにされそうなり、イエス様に助けられた女性に対して、
「これからは黙っていないように(今後は罪を犯さないように)」と・・・
見下されたままの状態でいないように・・・と。



どちらのエピソードも、私の胸を詰まらせる。


ベトザタの病の男性にしても、
姦淫の女性にしても、

どれ程、今まで悲しかったであろうか・・・
どれ程、悔しかったであろうか・・・
どれ程の涙の末の諦めだったであろうか・・・


日常私達は、これ程ではなくても、
多かれ少なかれ、ベトザタの男性や姦淫の女性の様な、悲しみや悔しさや、やるせなさに出合い涙の末に理不尽さを胸に抱えたまま、諦めてしまいそうになる時がある。

そんな時、イエス様の、
「もう黙っていてはいけないよ(もう罪をおかさないように)」の言葉程、優しい励ましはない。
この力強い励ましは、私に勇気を与えてくれる。


しかし・・・

エス様は、「黙ったまま泣いている人」とも、これからは黙っておらず、共に働きなさいともおっしゃる。「一緒に黙らず義の国を求めなさい」
と、おっしゃる。

そうしたいと思う。
そうせずにいられない時もある。


けれど、それは時に、自分の命とひきかえになったりする場合もある。
自分だけではない。
自分の家族や・・・
そして、自分の子供の安全も保証出来なくなる場合もある。
そうした途端に、自分の家族や子供が、来月から飢えてしまう事などザラにある。


自分達が保身を決め込む事で・・・


今日も、ベトザタの男が泣いている。
今日も、姦淫の女が泣いている。


「あなたは、わたしを愛するか」


やはり、私の心を・・・

鋭く突き刺す。


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