metanoiaxの日記

クリスチャンの立場からクリスチャンへの疑問や、やるせなさを綴っています

カルト化した教会の子供達

カルト化した教会にいた子供の心の傷は、想像以上に深い。

カルト化した教会の子供達は、当然、親に連れられて、その教会と縁を持つ。

ある程度、大人になってカルト化した教会に自分から縁を持ったのであれば、それはその人の意志であり、その人の責任でもある。

しかし、子供は違う。

半ば強引に、自分の意志とは関係なしに連れて行かれるのである。

カルト化した教会であるから、当然、「その教会に行きたくない」という子供の意志は無視される。

と、いうより、「行きたくない」と思う事自体が、罪であり、地獄行きだと脅されている為、子供達は、自分の正直な思いさえ自分で見る事が出来ない。




カルト化した教会の子供達は、不思議と同じ事を言う。


私が、「お母さん(お父さん)に相談してみたらどうかしら?」と言うと、皆、同じセリフが返ってくる。


「・・・言っても無駄・・・」



そう言ってうつむく。
見ていて、とても深い諦めを感じる。

カルト化した教会の子供達は、
「親とは、ちゃんとした話しは出来ない」という。



そして・・・実は二重生活を送っている。


所謂、親の知らない子供の顔なのであるが、これが親に見せる姿とは正反対だったりする。

この顔を知っているのは、親の知らない親しい友達
であったり、滅多にないパターンではあるが、心を許した大人だったりする。


カルト化した教会では「反抗期の子供の反抗は駄目」・・と教えるので、子供達は「はい。はい。」
しか言わない。
もしくは、少しでも反抗しようものなら「はい」と
言うまで、しつこい親の説教や、無視が待っている為、取り合えず「はい」と、子供達は言っておく。


しかし、親しい友達や心を許した大人の前では、親への不満と親への憎しみを、延々と喋る。


このパターンは、まだ外にエネルギーが向いている分救われるが、これが内に向き出すと、親を悪く思う自分を攻め出す。又、親に反抗した自分を攻め出す。
そして、鬱になったりする。


大人しい子供なら自分を攻め、少しやんちゃな子供なら、親しい人の前で親を攻める。


どちらにしても、心の奥底にあるのは、強烈な
「怒り」である。


子供達は「強烈な怒り」を抱えながら、泣いている。泣き叫んでいる。




私が、このブログを始めた動機は、クリスチャンホームの子供達の抱える問題を、少しでも多くの人に知って頂きたかったからである。


この問題は、とても伝える事が難しい。


当事者や、カルト化した教会で傷付いた子供達と寝食を共にした人には、通じやすいが、まともに生活をしている方達には、私の伝え方が下手な事もあり、私の力量ではなかなか上手く伝える事が出来ない。


とにかく、ちゃんと生活をしている方々には、「そんな事って本当にあるの?」というくらい、想定外な事が多いのである。


毎回ではないけれど、少しづつ、この問題について書かせて頂きたいと思っています。


もし・・・もし、この問題について一緒に考えて頂ける方がいらしたら嬉しく思いますm(._.)m

是非、カルト化した教会の「子供達」に目を向けて頂ければ有り難いです。


ランキングに参加しています(^.^)
下のバーナーをポチッとクリックして応援して頂けると有り難いです(*^^*)

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村